2つの「飢餓」

2つの「飢餓」

また、「社会的側面」から考えると「飢餓」は大きく2つに分けることが出来ます。1つは「飢饉」、もう1つは「慢性的飢餓」です。まず「飢饉」についてですが、干ばつや異常気象などの「自然災害」や森林破壊による「砂漠化」などの「人為的災害」が原因で、大規模な食糧不足が起こった場合に当てはまります。

 

日本では、江戸時代の「天明の大飢饉」は歴史上に残る有名な話ですよね。そしてもう1つの「慢性的飢餓」は、長期にわたる「貧困」が原因で食料が手に入らない状況のことを指します。飢饉に比べるとアピール力に欠けてしまうので、どうしても支援や援助が回らなくなってしまうのです。冒頭で述べた栄養不足人口8億人のうち、実に90%がこの「慢性的飢餓」に値するのです。